農地を評価する方法としては土壌診断が有名です。しかしながら農地の生物特性を評価することは出来ませんでした。そこで開発されたのが土壌微生物多様性・活性値。
有機農業発祥の地、埼玉県小川町では、土壌微生物多様性・活性値で土壌を評価して農地のプランディングを行っております。
以下、⼩川町元気な農業 (おがわ型農業) 応援計画から引用。
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微⽣物多様性・活性値の測定は、⼟壌の健康診断。 健康な⼟壌には沢⼭の微⽣物が存在しており、この測定をすることで、 実施している⼟づくりへの取り組み結果が、微⽣物の量として現れます。
土壌微生物多様性・活性値の高い土は、土壌消毒しなくても連作障 害を起こしにくい、病気にかかりにくいことが分かっています。現在病気が起こってい ない土壌でも、土壌微生物多様性・活性値が低い場合は、将来病気にかかる可能性が高 いため、土壌の健康診断を実施することで予防につなげる取組みができます。
土壌の硬度とも関係性があり、土壌微生物多様性・活性値の高い土は柔らかく、生産物の根の発達が良いことが分かっています。また、えぐみの元である硝酸態窒素が生産物に残りにくい傾向にあります。健康で高品質な生産物を獲得するための指標になります。
また、良い堆肥・ぼかしの入っている土壌の土壌微生物多様性・活性値は高くなりま す。逆に、悪い堆肥、化学肥料を多用した場合や、農薬をかけた直後の土壌の土壌微生物多様性・活性値はとても低くなります。使用する資材の適性診断や、環境負荷の少な い持続可能な農業を行うための指標になります。
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